
テレビの音量が大きいと家族に指摘されたり、静かな場所でも相手の言葉が聞き取りにくくなったりすることはありませんか。自分ではまだ大丈夫だと思っていても、耳の聞こえは少しずつ変化していくものです。本記事では、補聴器が必要なレベルについて、年齢ごとの目安や医学的な基準、さらに装着することで得られるメリットを解説します。
年齢とともに変化する耳の聞こえ方
耳は、年齢を重ねるごとに高い音から徐々に聞こえにくくなる性質を持っています。この変化は非常にゆっくり進むため、自分自身ではなかなか気づきにくいのが特徴です。ここでは、具体的にどのような年代でどのような変化が起こりやすいのか、詳しく見ていきましょう。
50代で実感し始める言葉の聞き取りにくさ
50代に入ると、約9%の方が耳の聞こえにくさを実感してきます。例えば「さとうさん」と「かとうさん」といった、子音の違いが判別しにくくなることが増えてきます。後ろから声をかけられたときに気づかなかったり、電子レンジの音が聞こえにくくなったりするのも、この年代から目立ち始める変化のひとつです。
60代になると日常生活で不自由を感じる場面が増える
還暦を迎える60代では、約14%の方が耳の聞こえにくさを自覚しています。テレビの音量が自然と大きくなったり、一対一の会話でも何度も聞き返してしまったりすることが増えてくる年代といえます。
70代以降は周囲とのコミュニケーションに工夫が必要な状態になることも
70代以降になると、聴力の低下はさらに顕著になり、約34%の方が聞こえにくさを実感しています。そのため、補聴器の使用を検討する方が多くなります。話の内容がわからずに愛想笑いで済ませてしまうような場面が増えてきたら、耳のケアや補聴器の導入を真剣に考えるべきでしょう。
補聴器の使用を検討すべき医学的な目安と相談のタイミング
補聴器を使い始めるタイミングは、単に音が聞こえないというだけでなく、生活の質を維持するために判断されます。どのような状態になったら専門家に相談すべきなのか、医学的な観点からその基準を確認していきましょう。
日本耳鼻咽喉科学会が推奨する補聴器活用の基準
医学的な基準としては、一般的に「平均聴力レベルが40デシベル以上」になると補聴器の検討が推奨されています。40デシベルというのは、普通の大きさの声での会話が少し不自由になる程度の難聴を指します。具体的には、静かな部屋での会話は成立しても、騒音がある場所では話の内容が理解できない状態です。この段階で補聴器を導入することが、脳の機能を維持するためにも望ましいとされています。
生活の中で感じる不便さが補聴器を使い始める一番のサイン
数値上の基準も大切ですが、それ以上に重要なのは本人が生活の中でどのくらい困っているかという点です。呼びかけに気づかないことで危険を感じたり、大好きな趣味の集まりで会話についていけず楽しめなくなったりしている場合は、聴力レベルに関わらず相談すべきタイミングといえます。周囲の人に何度も同じことを言わせてしまい、申し訳なさを感じるようになったときも、補聴器が助けになってくれるはずです。
補聴器を生活に取り入れることで得られるメリット
補聴器は単に音を大きくするだけの道具ではありません。適切に活用することで、これまでの生活がより豊かで彩りあるものに変わっていきます。ここでは、補聴器を装着することで期待できる具体的なメリットをいくつか紹介します。
家族や友人との会話がスムーズになり笑顔が増える
補聴器をつける最大のメリットは、大切な人たちとの会話が再び楽しくなることです。何度も聞き返すストレスや、聞き間違えてしまう不安から解放されるため、自分から積極的に話しかける勇気が湧いてきます。食卓での何気ない会話や、友人との電話がスムーズに進むようになることで、人間関係もより円滑になり、毎日を明るい気持ちで過ごせるようになります。
テレビの音量を適切に保てるようになり家庭内が穏やかになる
テレビの音がうるさいと家族から注意されることは、お互いにとってストレスの原因となります。補聴器を使えば、自分にとって最適な音量で番組を楽しみながら、周囲に迷惑をかけない適切な音量設定が可能になります。同じ番組を一緒に楽しみ、感想を言い合える環境が整うことは、家族の絆を保つ上でも非常に大きなメリットといえるでしょう。
外出時の不安が解消され活動範囲が大きく広がる
屋外には、車の走行音や信号の音、背後から近づく自転車のベルなど、安全に関わる音がたくさん溢れています。補聴器によって周囲の状況を音で正しく把握できるようになれば、一人での外出も安心感が増します。
脳への刺激が継続され認知機能の低下を防ぐ助けになる
耳から入ってくる音の情報は、脳を活性化させる重要な刺激となります。難聴を放置して音の刺激が減ってしまうと、脳の活動が鈍くなり、認知機能の低下を招くリスクがあることがわかってきました。補聴器を使ってしっかり音を聴き、脳へ情報を送り続けることは、健やかな毎日を長く送り続けるための大切な「脳のトレーニング」にもなるのです。
聞こえる自信を取り戻すことで気持ちが前向きに変化する
「聞こえないから行かない」という消極的な姿勢から「聞こえるから行ってみよう」という積極的な姿勢へと気持ちが変化します。補聴器は生活をサポートするパートナーであり、自分の可能性を広げてくれるツールです。再び音のある世界を謳歌できるようになることで、自分自身に対する自信を取り戻し、これからの人生をより前向きに歩んでいく力が湧いてくることでしょう。
まとめ
補聴器が必要なレベルは、聴力検査の結果だけでなく、毎日の生活の中でどれだけ不便を感じているかが重要な指標となります。加齢による変化は誰にでも起こるものですが、早めに対策を講じることで、会話の楽しさや脳の健康を守ることができます。もし少しでも聞き取りにくさを感じているなら、まずは専門の販売店や病院で相談してみることから始めてみてください。
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引用元:http://hochokikan.com/
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