
補聴器は、数十万円にのぼることも多い高額な買い物だからこそ、できるだけ長く使い続けたいと思う方は多いのではないでしょうか。実は補聴器の寿命は種類や日々のお手入れの仕方によって大きく左右されます。本記事では平均寿命の目安から正しいお手入れ・メンテナンス方法まで詳しく解説します。
CONTENTS
補聴器の寿命はどのくらい?
補聴器を長く使い続ける上で、寿命の目安を把握しておくことは大切です。寿命は種類や使用環境によって異なりますが、日々のお手入れ次第で大きく変わります。ここでは種類別の寿命の目安と、寿命を縮める原因・買い替えのサインについて解説します。
種類別の寿命の違い
補聴器の平均寿命は一般的に5〜7年程度といわれています。しかし、種類によって寿命の目安は異なります。耳かけ型は比較的構造がシンプルで修理しやすいため、適切にお手入れすれば7年以上使用できるケースもあります。
一方、耳あな型は耳の中に直接装着するため、汗や湿気の影響を受けやすく、耳かけ型と比べると寿命が短い傾向があります。また、ポケット型は部品が大きく耐久性が高いため、長期間使用できる場合もあります。いずれの種類でも、日々のお手入れと定期的なメンテナンスが寿命を大きく左右するといえます。
寿命を縮める3つの原因
補聴器の寿命を縮める主な原因は、汗・湿気・耳垢の3つです。補聴器は精密電子機器であるため、水分に非常に弱い性質があります。夏場の発汗や梅雨時期の湿気が内部に侵入してしまうと、回路の腐食や接触不良を引き起こします。また、耳垢はマイクやスピーカーの目詰まりの原因となり、音質の低下や故障につながります。
寿命のサインを見極める方法
買い替えを検討すべきサインはいくつかあります。まず、音が小さくなった・雑音が増えたという場合は、内部の劣化が進んでいる恐れがあります。また、電池の消耗が早くなったり、修理を繰り返しているのに不具合が続く場合や補聴器自体が古くなり部品の調達が難しくなった場合なども、買い替えを前向きに検討するタイミングです。気になる症状がある場合は、まず専門店に相談しましょう。
補聴器を長持ちさせる毎日のお手入れ方法
補聴器の寿命を延ばすためには、毎日のお手入れの習慣が何より重要です。難しい作業は必要なく、正しい方法を知ってさえいれば誰でも簡単に実践できます。ここでは毎日のお手入れの基本から種類別のポイント、やってはいけないNG行動までをご紹介します。
毎日のお手入れの基本
毎日のお手入れでもっとも重要なのが乾燥です。使用後は必ず乾燥ケースや乾燥剤を使って湿気を取り除きましょう。就寝前に補聴器を外したら、電池を取り出してケースを開けた状態で乾燥ケースに入れておくだけで、湿気による故障を大幅に防げます。補聴器についた汚れや耳垢は、専用のブラシや乾いた布で優しく拭き取り、直射日光の当たる場所や高温多湿の場所を避けて専用ケースに入れて保管しましょう。
種類別のお手入れポイント
補聴器の種類によってお手入れのポイントが異なります。耳かけ型は本体とイヤモールド(耳栓部分)を取り外して別々にお手入れできます。イヤモールドは週に一度程度、ぬるま湯で洗い流すことで清潔に保てますが、本体は絶対に水洗いしてはいけません。
耳あな型は耳の中に直接装着するため、汗や耳垢が付きやすい構造です。専用ブラシで音孔やベントの汚れを毎日こまめに取り除くことが、耳あな型を長持ちさせるうえでとくに重要なポイントです。
定期メンテナンスと専門店サポートの活用法
毎日のお手入れだけでなく、定期的な専門店でのメンテナンスも補聴器を長持ちさせるうえで必要です。自分では気づきにくい内部の汚れや劣化を専門家にチェックしてもらうことで、大きなトラブルを未然に防げます。ここでは定期点検・修理・保証制度の活用法をご紹介します。
定期点検の目安と費用
補聴器の定期点検は、3〜6か月に一度を目安に専門店で受けることが推奨されています。点検では内部の清掃・音量や音質の調整・電気系統のチェック・消耗部品の確認などが行われます。とくに購入から時間が経過した補聴器は、自分では気づかないうちに調整がずれていることがあります。定期点検を受けることで聞こえの質を維持しながら、不具合を早期に発見して大きな故障を防げます。
修理範囲を知る
補聴器は精密機器ですが、多くの不具合は修理や部品交換で対応できます。電池ケースの破損・イヤモールドの劣化・チューブの硬化などは比較的安価に交換が可能です。一方、内部回路の故障やケース本体の破損はメーカー修理が必要になるため、費用と時間がかかる場合があります。修理費用の目安は数千円から数万円程度と幅広く、修理するか買い替えるかの判断は専門店のスタッフに相談しながら決めましょう。
保証制度・修理保険を上手に活用してコストを抑える方法
補聴器には購入時にメーカー保証が付いていることがほとんどですが、保証期間や内容は製品によって異なります。購入時に保証内容を必ず確認し、保証書は大切に保管しておきましょう。また、補聴器専門の修理保険や延長保証サービスを提供している販売店もあります。
保険に加入しておくことで、修理費用を大幅に抑えることができるため、高額な補聴器を購入する際は検討してみましょう。保証・保険の内容は購入前に専門店でしっかり確認することが大切です。
まとめ
今回は、補聴器の寿命の目安から毎日のお手入れ方法・定期メンテナンスの活用法まで幅広く解説しました。補聴器の平均寿命は5〜7年程度ですが、汗・湿気・耳垢への対策と正しいお手入れを続けることで、より長く快適に使い続けられます。毎日の乾燥・清掃・適切な保管を習慣化し、種類に合ったお手入れ方法を実践することが補聴器を長持ちさせる近道です。また、3〜6か月に一度の定期点検を専門店で受けることで、自分では気づきにくい不具合を早期に発見し、大きな故障を未然に防げます。保証制度や修理保険も上手に活用することで、長期的なコストを抑えながら補聴器を維持することが可能です。高額な補聴器だからこそ、正しい知識と習慣で大切に使い続けるようにしましょう。
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引用元:http://hochokikan.com/
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